【2014年8月20日】生ゴミ先生(吉田俊道先生)の実習&講演会 in 京都
いのち いただきます!ありがとう! 元気野菜作りと元気人間作り 〜生ゴミ先生(吉田俊道先生)の実習&講演会 in 京都
8月20日に生ゴミ先生こと吉田俊道先生をお招きして、生ゴミ堆肥づくりの実習と講演会を行いました。
今回の目的は、生ゴミ堆肥づくりを通して、農と食、地球上の命の循環を肌で感じ、日常の食生活(食育)の改善に寄与すること。
平日にも関わらず80名の参加者にお集りいただき、吉田先生のお話に皆、聞き入っていました。
<第1部 生ゴミ堆肥づくり実習>
ベランダスペースにブルーシートを敷いて、参加者全員で生ゴミ堆肥づくりを体験しました。
まず家庭で出た生ゴミ(野菜くず)を細かくちぎったり、砕いたりします。
そして微生物による発酵を促進させるために、米ぬかぼかし肥料を入れて、生ゴミとしっかり混ぜます。
最後に、土と生ゴミを一緒にまぜて、プランターへ入れます。水分の蒸発を防ぐ為に新聞紙を上から敷いて日陰におけば完成です。
参加者は、楽しみながら体験することで、「こんなに簡単にできるんだ」「子供も喜んでやってくれそう」「家庭のゴミの量が減らせられるので助かる」といった声があがっていました。
夏場は特に微生物が活発に活動するため、5日後、プランターのを確認したところ、生ゴミはほとんど分解されて見当たりませんでした。
肉眼では見えない微生物ですが、その活動の結果が生ゴミ堆肥を通して目に見えるので、一同、驚くとともに、微生物の大切さ、命の循環、助け合いといったこと改めて再認識することができました。
<第2部 講演会>
生ゴミ堆肥、実演後は、吉田俊道先生による「いのち いただきます!ありがとう! 元気野菜作りと元気人間作り」講演会を行いました。
内容を一部抜粋すると、、、
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人間の細胞は全部で60兆あるといわれ、そのうち毎日1兆個の細胞が入れ替わっている。これが新陳代謝。
その様子は「川を流れる水」のよう。
昨日の川と今日の川は見た目は同じだけれど、そこを流れている水は違う。人間の体もそれと同じ。
おなかが減ったからご飯を食べるということは、人間の体を車に例えるなら、ガソリンを補充するように思う人が多いけれど、それは違う。
ご飯を食べるということは、ワイパーを変えたり、ブレーキを変えたりと車のパーツを毎日入れ替えることと同じなんだ。
つまりご飯を食べるということは、命の部品を毎日毎日取り替えていることなんだよ。
だから、単に「おなかがふくれればよい」とか、「おいしければよい」ということではなく、生命力のある質の高い食べ物を食べないといけないんだよ。
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生ゴミ堆肥作りを切り口に、地球上ではすべての命が繋がっていることを、笑いあり、涙ありで、わかりやすく楽しく教えていただきました。参加者全員が、先生のお話に引き込まれ、あっという間の時間となりました。
今回学んだことをどう日常生活に取り入れ、継続的に実行していけるのか?をひとりひとりが考えるきっかけになったと思います。
吉田先生、ならびに参加された皆様、ありがとうございました。