【2014年10月24日】牛と共に生きる元気で愉快な農業者シンポジウム
「牛と共に生きる元気で愉快な農業者シンポジウム」と題したイベントを開催しました。
畜産システム研究会との共催ということで、牛を愛する多彩な方達がご参加くださり、愛農高校生たちにとって、素晴らしい学びになったと思います。
今回は、3名一組の講師から講演いただきました。
まず、最初に登場したのが愛農高校生のみなさん
愛農高校では今年牛肉プロジェクトを立ち上げ、廃牛となる乳牛アッスーを自ら解体・整形し、様々な牛肉料理として食べ、「高校生が育てた牛1頭まるごといただキーマカレー」として商品化し、牛肉サミットで準優勝されました。そのビッグプロジェクトについて報告いただきました。
また報告とは別に、未来の農業者、愛農高校生たちの目標や夢を語る講演内容には参加者一同深く関心していました。
牛肉プロジェクトを通して、牛が牛としての価値を最高に生き切ったように、農業高校生たちも、農業高校ならではの最高の学びに挑戦し、やり遂げてているのだと実感しました。
愛農高校生の講演の様子はこちらでもご覧いただけます。
愛農高校生に続いての講演は、元気すぎる初代放牧酪農家・小泉浩さん
新規就農で放牧酪農を営む北海道猿払村の小泉さんは、土壌研究のグループSRUでの研鑽も積み、夫婦で所得1000万円! そんな家族経営の放牧酪農の魅力を語ってくださいました。
小泉浩さんの講演の様子はこちらでもご覧いただけます。
続いては、起死回生をかけた二代目の放牧畜産農家・西川奈緒子さん
完全放牧野生牛ジビーフ生産者の西川さんは、北海道様似の200haの牧場経営を継承し、国策に翻弄されて閉鎖寸前にまで追い込まれますが、獣医師でありながら獣医のいらない健康な牛づくりを目指して、8頭の純粋アンガス牛を完全放牧、自然交配で育てて牧場を再建中。
そんな西川さんの今までの状況や、現在の取り組み、そしてこれからの未来に向けての熱い講演となりました。
西川奈緒子さんの講演はこちらでもご覧いただけます。
そして、開拓者魂を子々孫々受け継いでいる近江牛の木下牧場さんからは、木下尭弘さんから
国産飼料100%の近江牛作りに挑む木下牧場さんは、開拓者魂を子々孫々につなぐ、チャレンジャー。
チャラい細身の若者が婿入りし、農業筋隆々の頼もしい後継者に変貌した理由とはを面白く、牛に対しての愛情たっぷりで講演いただきました。
木下尭弘さんの講演はこちらでもご覧いただけます。
今回のシンポジウムは、畜産システム研究会との共催ということで、牛を愛する多彩な方達がご参加くださり、今回登壇した未来の農を担う愛農高校生たちにとっても、素晴らしい学びの場になったと思います。