【2014年11月16日】シンポジウム「健康な長寿を得るための食べ方」
健康年齢を高め、ボケずにしっかり働ける高齢者をめざしたい!
そんな切実な願いを叶えるには、体と心の健康が「食べ物」でできていること、「食べ方」で左右されることを知っておくことが重要です。
「いただきます ありがとう協働隊」では11月16日に、「健康な長寿を得るための食べ方」と題したシンポジウムを開催いたしました。
シンポジウムを取り持つ斎藤糧三先生は、2011年3月11日の東日本大震災以降、放射能と付き合っていかねばならない日本で、幼い子を抱えた大人達が、生き方を変えていこうとする中、「食で日本を健康にします」をモットーに、2013年に一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会を順天堂大学大学院加齢制御医学講座 白澤卓二教授とともに設立されました。
今回は、そういった環境に対する問題や、少子高齢化という社会的な課題の波が押し寄せてくる中で、元気な中高年となるべく「免疫力を高め、健康な細胞をつくる華麗なる加齢の極意的食べ方を学びます。
斎藤糧三先生の講演の様子はこちらでもご覧いただけます。
体の材料となる食品研究の第一人者佐藤建司先生の講演
佐藤健司先生の講演の様子はこちらでもご覧いただけます。
アンチエイジング医療の最先端をけん引する南雲吉則先生による講演
縄文時代から鹿、イノシシ、ウサギ、クマなどを、貴重な食資源としていた日本人にとって、戦後、動物性タンパク質と脂肪の摂取量が増えて、55歳定年の時代が、65歳定年でもまだまだ働ける元気な長寿者を増やしてきたことを、今回のテーマでもある「お肉を食べて健康に」という主幹のもとわかりやすくお話いただいたのが印象的でした。
このシンポジウムの中で、参加者皆さんが大きくうなずかれていたのは、お肉でアレルギー反応が出にくいのは、人類の肉食経験が長いからというお話でした。
お肉をどんどん食べて、若者におぶさらず、元気に自立できる高齢者をめざし、アラ還暦世代の参加者はもちろん、もっと元気になりたいと思っていただける内容になったのではないかと思います。
まじめに楽しく、大いに勉強になったシンポジウムでした。
ご参加くださいました皆様、コーディネートくださった斎藤先生、イケメンで気さくな南雲先生、食べたものが身体でどうなるのかをわかりやすくお話いただいた佐藤先生、ありがとうございました!